孫須長先生批評西遊記

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ちょいと一言 「李卓吾先生批評西遊記」というものがある。 李卓吾と云う人が批評を加え乍ら原本を丸写しにした西遊記だ。 西遊記を読んでいると、例えば殺人鬼に追われてるのに矢庭にセックスを始める若い男女の主人公が必ず出て来るアメリカ映画に憤りを感じるのと同様に、「何で其処でそんな事すんだよ」「其処で其の台詞はおかしいんじゃねえか」と突っ込みたくなる箇所が尠からず有る。と云う事で私も批評を加え乍ら、西遊記のストーリーを追ってみよう。 「孫須長先生」と云うのは、私のＨＮ須保孫右衛門角長の字を入れ替えて造っただけの名前であるから、別して著名な中国文人の名前でも何でも無いので其の御積りで。