扁桃腺摘出とは 口蓋扁桃摘出術 |
取るに当たっての不安 |
扁桃腺を取るか取らないか。それを決める際頭を悩ます問題は、大方以下に挙げる如きものではないか。 例を挙げながら、一つずつ考えていこう。 @「扁桃腺を取ったら免疫力が下がる」 ネットで調べていると、「扁桃腺を取ったら免疫力が下がり」、下がった結果「癌になり易くなる」という意見がある。 癌と免疫力との相関関係というか因果関係というのは確かに或る程度認知されている様だが、そもそも扁桃腺を取る事で免疫力は下がるんだろうか。 或いは さて「扁桃腺摘出」自体に関する耳鼻科系サイトの(詰まりは耳鼻科医の)見解は、大方次の様なものになろうかと思う。 こういう風に言うと扁桃腺摘出の危険性ばかりが目立つ様であるが、実際ネット上には「子供の頃取った」だとか「扁桃腺を取って、以来三十年・・」だとかいう記述も見受けられる事に注目するならば、尠くとも生存率が低いとは思えないのも事実である。 意外と此の手の話題に関する記事と云うのは、ネット上だと尠い様に感じる。 先の「免疫力は低下するか」にも関連する事だが、民間伝承(?)では逆に「扁桃腺を取ると二度と風邪をひかなくなる」という様な荒唐無稽にも聞こえる説がある。 B「扁桃腺を取ると声が変わるのではないか」 ネット上で此の質問が出ると、気にして質問する人が多い割りに、大抵は無視される様だ。 筆者も御他聞に漏れず「術後間も無い」状況であるが、今の処何等変化は無い様に思われる。 (追記) C「扁桃腺を取ったら本当に良くなるのか」 ネット上に紹介されているケースでは、 A、所謂扁桃腺の「取り残し」という事もあるのだそうだ。 私の術後の経験だが、文末にも書くが、摘出手術後暫くしたら元扁桃腺が有った部分に隣接していた部分が腫れたので、即座に「取り残し」を疑った。 |
手術を受ける |
どーしても自力では限界が有るという場合、覚悟を決めて手術を受ける事にしたら、どんな心構えをすれば良いのか。 医療機関から出される注意事項を列挙してみよう。 猶、これに就いてはネット上に豊富な同様の情報アリ。 痛みの心構え 手術前の説明で、医者に、 ネット上の体験談で、 ネット上の情報にも同じ様な事が書いてあったが、扁桃腺というのは蓋の様なものを剥がして、中身をくりっと抜くのだそうだが、手術時こいつが腫れていると「癒着(多分扁桃腺が周囲の組織に)」というのを起こすそうで、「癒着」が起こった儘手術をすると出血が多く、治りが遅いらしい。 麻酔 一方全身麻酔だが、私が麻酔科の医者に言われたのは、 因みに全身麻酔をするとどうしても括約筋の締まりが甘くなる為、直腸付近に溜まった便が漏れる事があるという。 用意するもの 他にも色々書こうと思ったが、取敢えず手術日程を示し乍ら、必要に応じて書いていく事としよう。 |
手術の日程 |
大抵は手術前日か、其の更に前日から入院し、手術後一週間は様子見の為、退院出来ないというのが多いんじゃなかろうか。 爰では私の経験した日程で話を進める。 一日目 ・普段飲んでいる薬は、此の時持参して行った方が良い。入院中出される薬とバッティングするかどうかを調べる為だろう。 ・煙草を吸っている人は、成る可く此の日からやめたが良い。 二日目 ・手術迄に便を出し切らなければならない。 ・手術直前。点滴をしながら歩いて手術室へ。意味も無く車椅子で向かう場合もアリ。 ・気が付くと病室のベッドの上。 喉が痛い。痰の様なものが喉に絡む。 突然尿道に疼痛が走る。尿管が差し込まれて居た。 (メモ)尿管を差し込まれた状態では自然に排尿されるというが、始終仰向けに寝ていると膀胱から排出されずに溜まっている様な感じがある。其の時体を横に寝返りさせると、膀胱内の尿が消える様な感じがある。恐らく尿管は、膀胱迄達しているとはいえ、仰向けの状態では排出し難い様な構造をしているのではないか。また、尿管を差し込んでいても尿意を覚える人が居るらしく、 幸いにして便意は催さなかったが、もし催していたらベッド上でするハメに。何しろ手術当日は一切歩行禁止である。(因みに飲み食いも禁止) 午後二時に麻酔をかけられ、午後四時頃病室に戻って来て目覚め、朦朧とした儘午後九時の消灯を迎える。夜は長いが、今更ぐっすり眠れよう筈も無い。 三日目 七時半過ぎに飯。 飯を食い終わって更に座り続ける。 11時半過ぎに飯。 19時半過ぎに飯。 薬は液体の痛み止めと点滴による抗生剤。アズレンスルホン酸ナトリウムの含嗽剤。ネブライザーと呼ばれる吸入器で薬品を吸入する。 四日目 五日目 六日目 七日目 況して、人によっては術後一ヵ月の間、出血が頻繁に起こったというケースも聞いているので、此のペースは人によってはキツイ場合も少なくないものと思われる。 処で入院した当初、病院によっては「洋食を希望するか和食を希望するか」を問われる事もあろうかと思う。 |
術後の経過 |
退院後の処方 さて、先にも書いた様に、本来なれば入院期間は九日間の予定なのだが、私は七日目に仕事を理由に退院してしまった。随って八日目、九日目にどんな入院生活になったかは想像に拠るしかないのだが、恐らく七日目の生活とほぼ変わりあるまいと思われる。 舌の感覚麻痺 そういえば、手術してからというもの、舌に感覚麻痺がある様な気がする。 無い筈の扁桃腺 ネットを見ていると、「風邪をひいた時、無い筈の扁桃腺が痛む事があるのが不思議だ」という述懐を見出せる。 (追記)術後九ヵ月経過 (追記)術後一年経過 |
最後にちょっと 断固として扁桃炎と闘ってみよう。 但し、扁桃腺の腫れ様にも色々有る様なので一応御断りしておくが、此処に書く方法は私の扁桃炎の症状を基準に書いてあるという事を先ず御認識戴き度い。 扨、では以下に自力で頑張る方法を示そう。 漢方薬ではケイガイレンギョウトウがメジャーである。 サプルメントでは「エキナセア」が良い。 コイツらを飲むのは飯前後。それ以外の時間・・・普段は、「消炎剤の入ったトローチ」を舐めて、直截扁桃腺を攻撃しよう。 薬局で最近見付けた薬品でに「ペラックT・のど」というのがある。 死ぬかも知れんが、次の様な使い方はどうだろうか。 慢性扁桃炎の治療に関して、究極とも思える方法を発見。 |
こんなのみっけ エルダー 扁桃炎の様な炎症を、免疫力を向上させる事に依って抑える効果の有るハーブとして「エキナセア」という物を医療のページで紹介したが、このエルダーというハーブはエキナセアより更に強力らしい。 |
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